容赦なく トム・クランシー

そろそろ真面目な本に手を付けるために残り物として。
たしか結構後の方になって書かれた前日譚。この頃のジャック・ライアンシリーズは、、あまりいい印象がないのだが、これは例外で、舞台も時代も小さくまとまってるのが良い感じ。
ここまで来てもあんまり小説が上手いとは思えないクランシーだが、この本はストレートな展開で進むのもあって読みやすい。
主人公もシリーズでのとんでもない活躍ぶりからみれば、まあまあおとなしい感じで、セリフもやたらと内省的なので、あまり拒否感はなかった。