SSDに向くデータベース

SSDの優位性は主にランダムリードなので、これが多い処理に向くのは当然。
通常の場合、インデックスからテーブルに読みに行くので、これが速くなると予想できる。
しかし、インデックスからのリードは通常でも速いので、ある程度の高負荷でないと効果が無いだろう。
逆にテーブル全読みする場合、シーケンシャルリードであるはずなので、SSDのメリットが効きにくい。
このため、元々インデックスを諦めるデータウェアハウス等の用途ではあまり効果的でないことが
考えられる。
このため、現在のところSSDを積極的に進められるシステムは、かなりの高負荷でチューニングされても
IOPSが高い状態であるようなケースに限定される。もっとも、これはRAIDで本数を稼げるシステムの
場合であり、特に小規模の場合では、SSD数本で十分な性能がだせるため、こういう向きには良いだろう。
一応、年末から来年にかけてはSSDの大容量化が進むらしいので、その頃になれば、小規模システムは
SSD数本での構成で十分な性能が出せるようになるのではないか。