7割は課長にさえなれません 城繁幸

富士通ネタで有名になった著者の本が出たのでとりあえず買ってきた。
いつ読むかは不明だが、目次だけ見たところ、前回の?3年で辞めた若者は
どこにいったのか?と似た、事例ベースの内容のようで、その辺は外れかも知れない。
3年で〜どこへいったのか?が顕著だが、書かれている事例が正直なところあまりに
ファンタジーな事例ばかりで、正直読むに堪えない内容だったからだ。
今回は常識的な範囲内の事例とは思うが、なんというか、自分の場合は昔から
そうなのだが、この手の本はどうも捏造感を強く感じるし、そうでなくとも、
極端な例や論旨に沿った回答を並べるパターンや、その逆など、いつものやり口には
辟易していることもあり、どうしても素直に読むことができない。
あと、前作で思ったのが、結論としてどうすればいいのか?の辺りがあまりに
遠すぎるのが気になるところで、現実の政治をまあ10年も見ていれば、著者の希望の
世界など50年かかっても実現しないだろうと感じてしまうのが難点か、この本でも
その辺りが現実化しているとは考え難いのだが、、、