インドの開発スタイルとか、、

何かの新聞で見たが、日本から研修でインドスタイルの開発を学んでくるとかあって、
そこで新人?が見たのは、インドではドキュメントを作らずに、全部頭の中に入っているし、
必要であればコミュニケーションで済むので素早い、インド人は優秀なのでこういう開発が
できるのか、とか感動した感想をみて面白いと言うか笑ってしまった。
かつてあれほど、忌み嫌われて、さんざんこき下ろされたやり方で、X0年たってようやく?
ドキュメント化と属人化の回避と開発手順化を進めた結果の今、若い人間にはあれが素晴らしい
手法に見えるとは。。正直、そこらの中小な開発でよくある現場にしか見えなかったし、
インドでも中小では予算不足もあって、ドキュメントまで手が回らなかったりするだけなのだが。
また、そこでやってるプロジェクトも数人規模の世界なので、まあそれもそうかとも思った。
最近は、不況もあってか予算削減が効いてきており、大手でもドキュメント軽視や開発手順無視が
少しずつ見えてきたという感じもあるので、もしかしたらあれほど苦労した全てを捨て去って、
再びインド式開発手順の名の下に、古臭いやり方が復活するのかもしれないと思った。
ただ、案外これもいいこともあって、ドキュメント書くだけが上流で、プログラムを書くだけでは
給料が上がらずに辞めていった人たちを覚えているので、彼らが未だ業界にいれば、今の流れを
喜ぶだろうとは思うが、まあそういう人間たちはこの業界からは去ったのだろうという感じか。
なんというか、今のインド人はかつてのプログラム自体が好きだった技術者たちに似ている面が
あると思う。管理とドキュメントだけの日本人と違って、純粋にシステムに興味がある人間がいるし、
金になるからというのがあるにせよ、昔の日本人技術者に近い雰囲気を感じる。
で、まあそういう人間が日本に来ると、意味不明なドキュメントやら手順やらで辟易するようなの
だが、それもあたりまえだし、日本に興味がなくなるのもそれもそうだという感じだ。