フルサイズミラーレス競争を見て

そもそも今以上の高画質化に意味があるのか?、高級オーディオ路線なだけなのではと思っている。
ああ、皮肉としては、Zマウントは大口径なのでより高画質なんて言うのだから、今後はFマウントのレンズと比べてこんなに良くなってますという宣伝が許されるようになるのだろうかと考えると面白いが、それは日本では無理として。
個人的には、高級レンズで高画質はもう十分なので、低価格レンズでの高画質を目指して欲しいのだが、メーカの狙いは縮小市場における高価格化路線での利益確保なので、全然そういう方向に行かないのが残念。
例えば大型マウントを使うことで、補正レンズを減らして低価格でも高画質を実現、とかだったら諸手を挙げて歓迎だったのだが、今の調子では高価格レンズの根拠にしかならない感じで、例の0.95なんて50ミリでMFレンズなんて、50万は下らないだろうし、ブランドイメージ用途でしかない。
若しくは、強力な電子補正前提で大胆な小型軽量で安価なレンズとか、従来と異なる方向性を打ち出したカメラシステムが見たかったが、残念ながら、現状のところは縮小市場を前提に冒険は諦めて、売れてるのをコピーした路線での高画質競争に邁進しそうだ。
宣伝では、海外だと動画とかで欠点もそれなりには話しているのだが、日本ではもちろんそんなこと許されないのが面白い。そもそも日本ではペーパーメディア優先で、YOUTUBER見ても日本人には誰もレビュー機を貰えてないようで、まあそれは宣伝方針の違いなのだろうが、結論としては特にDPREVIEWで叩かれるかどうかが重要で、あれでシルバー貰えなかったらかなり不味そうではある。

レンズ交換式カメラの防塵防滴性能について

とりあえずカタログレベルでは防塵防滴と言い切らない様に書くのが一般的で、キヤノンだろうが同じ、英語でもnot waterproofとあるし、This camera is designed to be dust- and drip- resistantと書くのがせいぜい。
まあこれは当然で、IPXを取れない以上は防塵防滴なんて書いてしまったら訴訟で大変なことになるのだろう。
で、αは水に弱いから、というのが定説になっていて、日本でも常識のように語られているが、その根拠がimagingresourceの動画というのが面白い。この動画1本だけ、追試も検証もナシ、この時の結果だけでここまで大きな影響を与えることが出来るというのは恐ろしい程だ。とにかくカメラの世界では、英語圏のネガティブ評価を貰ったらもうほとんど終わりではないかとすら思う。
そもそもこの記事は、メーカの言う防塵防滴だけでは明確な指標にならないから、メーカは耐水性のための基準を作るべきだという話だったはずだが、これが日本に来ると、前述のαは防塵防滴に配慮だから駄目なんだとなってしまい、ネットの定説だけならともかく雑誌や現実世界でそれに遭遇してしまうと、あーまあーやっぱりIPXは通らないとしても基準を作るべきだなぁとは思う。
もちろん、2強のプロ機にはIPXは取れなくともそれなりの防塵防滴性能があるのはわかるし、個人の体験としての信頼性があるのもわかるのだが、そういう曖昧なので信用しろと言われてもね。。