砕かれた少女 カリン スローター

3章立て構成が面白かった前作から変わって、警察側視点のみでのストレートな展開となり、かなり普通のミステリみたいになってきた。最初の引きも十分だし、探偵の変人設定も上手くいってる。

ただグラント郡シリーズみたいに、近所みんな知り合いな田舎と違って、アトランタ舞台のこのシリーズでそんな偶然ある?とういう感じがあるけど、、特に難読な探偵に難読な犯人に難読な被害者とかまでくるとやり過ぎ。

前からそうだったけど被害者は事件が終わっても元に戻れないというのがこの作家の基本テーマなのか、、ハッピーエンドになり得ない展開は現実的なんだろうね。。