虚空のリング スティーヴン バクスター

時間的無限大の直接の続編でシリーズ最後の長編、と聞いていたのだが、実は昨年に最新長編が出ていて、まだ続いているようなので最後ではない。もっとも日本語に翻訳されるかが問題なのだが。
前作と比べると分量が増えた分、物語を書く必要が有るためか、作者の技量の不足が辛いところではあるが、それでもまだ面白いアイデアが残っていて、それだけで十分面白い。
とりあえずスケールの大きさとしては間違いなく最大の物語のはずで、これ以上大規模なのは多分無いはず、しかしこれも絶版か。続編を出版するためにも、なんとか復刊して売れるようにならないものかな。