いま、そこにある危機 トム クランシー

これも1回読んだはずなのだが、昔過ぎて忘れていたもの。
クランシーのかなり初期の頃の作品で、当時はかなり評判が良かったはず。で今読みなおしてみると。そんなに悪くはないか。
テーマが麻薬カルテルねたなので、比較的地に足の着いたところが良かったか、軍事モノよりスパイ小説な展開が読みやすいところかと思う。
主役のライアンがあまり出張らないところもある意味いいところで、このくらいが不自然さが感じられない限界だったのではと今では思う。とまれ最後の方はヘリに乗せてしまうわけだが。。
90年頃に書かれたハイテクスリラーと言うわけで、古臭いところが気になるが、映画ではないのでその辺が強調されないために、意外に違和感が少ない。コンピュータの出番が少ないのもそこまで変でもないし、軍隊周辺は元より詳しくなければわからない。
で次は恐怖の総和だったか、あれはなかなかトンデモ展開だった記憶があるのと、随分な分量だったはずなので、当面は手を付けたくないところ。