夏の沈黙 ルネ・ナイト

期待の新人デビュー作っていうけれど、微妙。
陰鬱な展開だが、まあまあ読めるし終わりに期待して読んでみるとやっぱり微妙で終わる。
この本の主題とも言える決めの部分がやっぱり納得できないというか、これで読者を説得させられると思ったのだろうかという感じ。
明らかな伏線を張ってしまうと問題なのはわかるし、情況証拠が控えめなのはわかるのだが、それでも心理描写だけで攻めるには足りないとしか思えなかった。