インセンティブモデルと合成の誤謬

仕事も貧してくると今までに無い光景が見れるようになる。
社内の部門毎の争いは日常茶飯事だったが、顧客の前でそれを見せるどころか、互いに
裏切りあっているところまで来るとは、インセンティブの失敗例としか思えない。
インセンティブが良い方向に働くモデルであるうちは良かったが、貧しい仕事しかない状態では
明らかに逆方向に働いていると感じる。
ということで、当分はインセンティブモデルを中断するべきだと考える。今必要なのは、
合成の誤謬を作ってしまうモデルではなく、守りに入るモデルだと見る。成長を捨てるという
のは難だが、今の状態の中で個々に成長を求めるのは、結局お互いに削りあってるようにしか
見えないのから。