またもコナリーの単発物、過去作を気にせず読めるのと、主人公が物語そのものなのでこの方が凝った展開が書けてると思う。
途中まで既に映画化されてたのを知らずに読んでいたが、しかし全然違う展開のようで、この長く複雑なストーリーでは大幅にはしょらなければ無理だったろう。
コナリー作品については、ここまで読んできて読みやすい方向に良くなってる感じがあるし、翻訳も安定感があるので、このまま読み続けて良さそうではあるが、難点はジャンル小説故の慣れで、どれも同じ様に思えてくるところがあって。ディーヴァーも連続で読むと飽きてきたので、違うのを読むか。
とはいえ、続き物の難点で放置すると過去作からの展開が判らなくなるのが難だ。
